高柳さかえ今昔
昭和28年長男として生まれる。父は定年まで日本鋼管(現在:JFEホールディングス)に勤務していました。 小学5年生の時に友人に誘われて柔道を始める。これが武道人生の原点となりました。中学時代も柔道の稽古を続け、桜美林高校の柔道部に所属しましたが、1年生の終わりに腰を負傷して柔道を諦める事に。 その後友人と写真部を作り「東京着物の女王コンテスト」で佳作に入賞。平和で楽しい高校生活でした。大学は東海大学の海洋学部へ入学。実家を離れ静岡県清水市で学生生活を送る。1年目は平塚校舎、2年目からは清水校舎へ。 毎月送られてくる母からの送り物と手紙に今でも感謝しています。大学卒業後、(株)ツムラに入社。当時は漢方薬が薬価収載された時期で医療用漢方薬の普及に意欲を燃やし活動する。30歳で所長となる。 勤務の傍ら24歳から始めた合気道は八段、そして居合道も範士八段允可、さらに第17回全日本居合道全国段別競技大会七段の部で優勝を経験。 競技に出られる最高段位の部で優勝できた嬉しさは今でも忘れられません。また15年前からロシアで合気道、居合道の指導を開始。微力ながら日本の文化を海外に紹介・普及を手伝うことができました。 働きながら稽古を続けることは大変でもありましたが、武道を通して世の中の仕組み、人の機微など大切なものをたくさん学ぶことができました。 あらためて続けることの大切さを認識しているところです。武道は「惻隠の情」とも言われます。政治においても武道で培った思いやりの心、即ち「惻隠の情」を持って活動に取り組んで参ります。